沈思黙考/
まんぼう
アオサギが視ている
水の中を
アヲサギが覗き込んでいる
どんなに深く覗いても
みつめるものは
小魚だけ
きらきらとかがやくもの
どんなにきみは
それをのぞんでいるのだろう
私も覗き込んでいる
最近あまりよく見えない目で
見つめている
生きていくための
食料となる小さな命は
あまりにひかって
とけて
もう
とらえることができない
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