那須高原/小太郎
 
那須高原ではとっくに紅葉が終わり
木々の葉は舞い始める
私の住むここでは、まだ緑が息づいているが
そんなことは時間の問題
紅葉が綺麗なのは色が変わること自体ではなく
それを通して季節の移りを感じられること
それを通して自分の社会的な能力と
自分の下限の 底上げを感じられること

人はどこまででも崩れることができるから
下限の底上げだけが、生活の中で確かなもの

一時的なまじめさはどこまでいっても一時的
私は人を見るとき、その人の底がどこにあるか確認してしまう
いい人に見せるのは意外と努力しだいでできるけれど
興味があるのは人間の底辺にある感情や堕落の仕方

それが理解できると

表面にでているその人の行動は
より興味をそそるものとなるから

   グループ"四文字熟語"
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