星見地点/ヤギ
あっけなく飛び込んでいった
プールに飛び込むみたいに嬉しそうに
星を見上げるのは星になろうとするためか
弾け飛ぶ後悔と切望のように核融合によって放出されるエネルギー波 フォトン
それを見つめて頬を伝うものは僕をどこかへ運ぶのか
否か
そうしてまた僕は戻ってくる
しかし残された全身を引きちぎろうにも羽毛なんて生えていない
代わりに両肩をちぎれる位につかむ
もう忘れよう
そう呟いてどれくらい経ったんだ
−炎に投げ込めば雪玉だって燃えるだろう?−
光なければ照らない岩塊の暗部であるここも
どこかの星
−星になるんだ いつかここま
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