蒼穹議会/AKiHiCo
 
蒼く澄みきった蒼穹
どこまでも拡がる世界の底は
いつか毀れて砕けてしまう
それは悲しい痛みを伴って私の胸へ
振りし注がれる水滴が
この身体を洗礼してゆく
誰かの悲鳴が聞こえる
助けて欲しいと泣いている

これ以上痛まないように
私が矢を放ってあげよう
一直線に突き進む矢
磔刑にされた天使が微笑む
もう大丈夫だと
優しく微笑んで頬に涙が伝えば
にわか雨がこの髪を濡らす

これ以上痛まないように
私が貴方を殺めてあげよう
空に蒼に溶け込むのは
どれほど心地よい事だろう
底でもがくのは誰かの苦しみ
それを救えるのは私だけ
私が放つ矢で解放してあげれば

神様が耳元で静かに囁く
次はキミの番だと
天使になるのは私だと告げた
底から誰かが矢を放つまで
永久に痛みを伴いながら
見上げて呼吸をするようにと
指令が下された

純白のドレスに着替え
抗う必要などない
全てを受け入れれば少しは

誰かが私へ矢を放つのを
蒼穹から祈るだけ
今度は私が天使になる番がきた
弓を置いて裸足で昇る
瞼を閉じればいつか
   グループ"四文字熟語"
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