五里霧中/はじめ
 
の霧のせいで道が分からなくなってしまったのだ 最悪なことに僕はここの地図を落としてしまい 余計頭がこんがらがってしまったのだ
 掻き分けても掻き分けても消えない濃密な霧の中を 慎重に歩を進めながら進んでいく
 すると突然 足を滑らせて 急な坂をゴロゴロと転がっていき 大木に脇腹と腹を打って僕は止まった
 大木とぶつかった衝撃でパンパンの袋の中身がどばーっと溢れ出して宝石やネックレス 宝石を施した指輪やブレスレットが飛び出した 僕はこの光景に見とれていて脇腹と腹に激痛が走るとはっとなって必死に宝石達を掻き集めだした
 全ての盗難品を集め終わると時計を見て集合時間がもうとっくに過ぎていることに
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