三角関係/
hiro
女の指先に乗せられたヤジロベエは
ゆらゆらと揺れながら
いずれどちらかに傾く
選ばれなかった私は
女への愛よりも、
相手より何が
足りなかったのか
少なかったのか
微々たる差だったのか
自分に足りないものを追い詰めていた
だが、自分は変えることを必要としないこと
人を自然と愛すること
好かれ様なんて思わないこと
色々考えさせられた。
ドキドキする気持を眺めながら
心のヤジロベエを寝かしつけた。
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グループ"四文字熟語"
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