弔辞/北大路京介
 
死ぬときって
今までの人生を思い出すって言うじゃない
君が亡くなるときに
君と出会ってからの いろんなこと
どんどん頭の中に浮かんできたんだ

君が亡くなったとき
もう愛することは やめようと思った
それぐらい とても辛かったんだ
君と一緒に散歩した道を 通るたび
景色が滲んでしまうんだ

昨日 ふと 君の声が聞こえた気がしたんだ
「 またな 」って
その通りだって納得したよ
"あの世" や "天国" なんかは信じていなかったけれど
君が ひとあし先に "あの世"に行ったと思えば 僕の心も楽になる
だから
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