財布と気持ちは軽くなる。/
プル式
布団の中から君の目が光る。
少し視線が怖いので
どうしたのとさりげなく聞く。
うちはもっと自信を持ちたいねん
と君が言うので
十分に素敵じゃないかといったら
そんなんちゃう と言う。
どうしたもんだろうかと考えていると
ぐう とお腹がなった。
焼肉でも食べに行こう と誘うと
おごりな と満面の笑みで君が出て来た。
ねぇ
君の自信の話はどうなったの。
前
次
グループ"作者が好きな自分の作品"
編
削
Point
(3)