■共同作品■ 大航海時代編/Rin.
 




銀色のマストに映るまるい月甲板上に舞う四重奏(カルテット)

月と地の逢瀬は今宵ひとたびのカレイドスコープ闇は緋色に

紅い海ガレオン船が進んでく鞭打つ波に叫ぶ号砲

うねる波 向かい風胸を貫いて一気に流れ込むカタルシス

運命を八重の潮路の果てに追い七つの海に、宿命を視る

憧れの波にさらわれた羅針盤次の港は夢で確かめる

三日月を帆にしてセイルライディング 瞳に青きエナジーたたえ

水晶に反転の夢空に浸す一縷(いちる)に満ちる星天の青

青空に負けない強さ白い雲きっと見えてる僕らのムゲン

陽が落ちて紫を編む海の音に重なる声はゆりかごの歌

大洋を隔てて結ぶ絆には永久(とわ)に賛歌の声が重なる
   グループ"■短歌バトン■"
   Point(10)