眠れぬ朝に実験する(親指1000字エッセイ)/佐々宝砂
を使うかでも違ってくる。漢字の選択肢がかわるし、予測変換を使えば語彙すらかわる。
表面的にすらそんなふうに一転二転するのが私だ。いったい私に核はあるのだろうかとふと思うが、特に不安はない。
私の奥に何があるか私は知らない。所詮そこらで拾い集めたガラクタだろうが、なんか危険物でもあると楽しいなあ。そんなことを思ってこれを書きはじめたのだが、どうも今朝の携帯には危険物が隠れていないようだ。残念無念。
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