〈美術館〉『ドレスデン国立美術館展』(国立西洋美術館)2005/08/18/白糸雅樹
 
 集光器や地球儀が展示されている部屋の壁にデューラーの銅版画。『星図、南星天』はなんだかデューラーに対する私の今までのイメージをくつがえすかわいらしさ。『ネメシス』は顔が中年を過ぎたおばさんの顔で、体型などもなんだか古代の壁画や土偶の女性を思わせる素敵さ。

 地球儀とかコンパスとかその他もろもろはかたちは好きだけれど、まぁひとつひとつ眺めたのみにて通過。オスマン帝国との関わりの部屋や、中国・日本の陶器などとそれを真似たマイセンを比較し易いよう隣り合わせずつに並べた部屋はまぁ興味深いが、これもひととおり見て通過。

 『イタリア−芸術の理想像』の部屋のマルコ・リッチの四枚の絵がどれもとても
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