背負う/狩心
俺の守護霊は死神だだだから俺の死はコントロールされている 俺は死んだ兄貴の精霊を背負ったぁぁぁ宝なんだ 幼なじみのあいつの早死にも 道端で死んだあの犬っころも 羽が折れた小雀を布団の中に入れて毎日見守ったあの思い出も 朝が来れば死んだあの小雀がチュンチュン鳴いて俺を起こす
俺の肩につかまれ 俺の背中に憑依するがいい 街を歩けばビルの谷間から 熱したアスファルトの隙間から 手垢だらけの硬貨から 美しい山河へ向かえば 石たちのざわめきから 木々の祈りから 赤土の濁流から
憑依しろ俺に憑依しろ 俺の体は百億バクテリア消化器官 一兆バビロニア光年 数限り無いアンドロメダ星雲の遥かさらに先 ま
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