京都守護/北大路京介
 
我が北大路家は 代々 京都守護の仕事をしている

昔 空海が張ったとされる結界を 現在は父が張りつづけてる

私も中2の頃から仕事を手伝い始めている

結界の保守・管理などが主な業務

祖父は隠居の身である
甦った信長の霊と 三日三晩飲み明かしたことなどを自慢げに話す
なんども同じ話をする
話したことを忘れてるのか 何度も話したいことなのか

「おじいちゃん、その話聴くの百回目やで」
と 言いたい気持ちもあるけれど
毎回初めて聴くようなつもりで聴いて その度に新鮮なリアクションをする
それが祖父孝行なのだと思っている


比叡山や大文字が噴火しないのも 鴨川が
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