風色の記憶/花ぬカジマヤー/AB(なかほど)
 

九月の風に 回されて

可愛い頬を 撫でられて
恥ずかしそうに はにかんで
あどけない目で 微笑んで
おぼつかない手で 応えてる

三線 半鐘 笛 の音
  三線 半鐘 笛 の音

両手の甲に 墨ハジチ
丈夫な母に なることと
幸せ祈り 刻まれた
娘のための 墨ハジチ

両手の甲に 託された
思いも今は 朧げに
語る相手も いなくなり
やがて消えゆく 物語

三線 半鐘 笛 の音
  三線 半鐘 笛 の音

泣かないように 生きてきて
あっという間の
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