運命さん<18のprose-16->/ウデラコウ
良いところで話を終えると
私に立つように言いました
もうそろそろ帰れ 最後に1つだけ 教えてやろう
そう言って ニヤリと笑う運命に 私は不思議そうに首を傾げました
お前がこれから起きて 1番初めに連絡を取る人間が お前の運命の相手だ
その言葉に驚いて 聞き返そうとしたところで
目が覚めました
暫くボーッとした後
勢い良くケータイに飛びつくと
即座にあなたにメールを送りました
そして送った後 気付いたのです
運命の相手を選んだのは 他でもない 私であると
運命にいっぱい喰わされたのか
運命に導かれたのか
わかりませんが、今度また運命さんに会えたら 聞いてみたいと思います
でも私は 自分の意思で 当たり前のように
あなたを選んだことを
何よりもあなたに 伝えたいのです
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