ひとつ/
たもつ
ひとつ、またひとつ
豆腐が落ちていく
月のテーブルから
+
引継書は、深夜
透明に
積まれて
+
陽だまりに
トマトの痕跡
使わないのに
+
筆順のない駅を
特急列車は
通過してしまう
+
ひとりでは、もう
飛べない
つきあたりは雨
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