わからないことだらけ./ふるる
 

それで分かったのは、「わからないことだらけ」ということ。

河合隼雄の「こころの処方箋」という本の最初に、「人の心など分かるはずがない」とありました。それ以前は、フロイトやユングのことについて書かれたものなど、興味半分で読んで、「人の心は分析で分かるし、治療もできるんだ」と思っていました。
けど、違うんだ。
長く心理療法をしている人でさえ、「人の心など分かるはずがない」「分からないというところから始めなければならない」と言っています。
読んだ時は、お医者さんに「治るか治らないか全然分かりません」と言われたのと同じように感じました。
希望ゼロ。(かもしれない)
そう思ってしばらく泣い
[次のページ]
  グループ"日々思うこと"
   Point(26)