童話風味/
北乃ゆき
−申し訳ない 申し訳ない
木編みのバスケットに
特製のブルーベリーケーキを入れて
だいすきなあなたのもとにかけていくの
−もう君を愛してはいないんだ
特製のブルーベリーケーキを
あなたとふたりきりでたべるのよ
−これが最後の食事にしよう
ええ、これが最後のデザートよ
もうすぐ
童話の世界で
おうじさまと
おひめさまに
しあわせだわ
しあわせだわ
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