記憶の断片小説・ロードムービー「卒業」/虹村 凌
俺の中では色褪せていく一方だ。向こうだってそうだろうと思う。
別にそう願うんじゃなくて、それが自然なんじゃないかな、と思う。
俺はこの時期の思い出を、切って張って詩を書いているのだ。
悪く思わないでくれ。俺は詩を書く人間だ。
全ての友人に感謝している。
全ての出来事に感謝している。
そして、例え最後には全て否定されたとしても、
一時的にでも俺を救ってくれたお前に、感謝している。
確かに、憎んでいた時期もあった。けれど、今はそんな気持ちは無いよ。
感謝している。感謝している。
このオナニーのようなエッセイを読んでくれた皆さんにも、心から感謝します。
付き合っていただいて、有り難うございました。
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