コーマ/ふるる
 

通り過ぎるものを
あの小さなガレージから
飛び立っていく車たちは
もうきちんと並んでなんかいない

コーマ、
クルクルと
額を通り過ぎるよ車が
(笑う/あれらは音速の)

コーマ、
だからって君は立ち止まらない
ねえ、君
もう達した頃だろうか

(笑いながら眠る君の額をクルクルと通り過ぎる光の群れ)

ねえ、コーマ

(お前は音速で越えながら)

(笑う 笑う 笑っ )

   グループ"□□□抒情詩っぽい□□□"
   Point(10)