コーマ/
ふるる
通り過ぎるものを
あの小さなガレージから
飛び立っていく車たちは
もうきちんと並んでなんかいない
コーマ、
クルクルと
額を通り過ぎるよ車が
(笑う/あれらは音速の)
コーマ、
だからって君は立ち止まらない
ねえ、君
もう達した頃だろうか
(笑いながら眠る君の額をクルクルと通り過ぎる光の群れ)
ねえ、コーマ
(お前は音速で越えながら)
(笑う 笑う 笑っ )
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(10)