LOVE八景/ふるる
お互いに今日は言葉で癒されないうつむく唇食べたら怒った
まっすぐに歩こうとするくるぶしと額に悲恋の花の刺青
熱のある 夜に雪降る ほろほろほ 溶けていくのはこだわりだろうか
風が吹き 花揺れてのち 甘い雨 野原のような身体を愛す
風呂敷のようにわたしを開いたり結んだりして守ってあげる
トンネルを怖がる君のおとがいを持ち上げてみる唇があく
水蜜桃君の寝顔の比喩となる「神はいない」と思っていたが
「今までと違う気がする」あたたかいベッドの中で知らないあなた
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