僕のチンポコは君のもの/クリ
度目かの八月が巡る
僕は…
イルカを見たね
一緒にジャンプする
二頭のイルカを見たよね
一緒に同じものを
見たねぇ
その水しぶきは雲の向こう
思い出は…
思い出は
ほんの少しも君のものでなく
思わせ振りの言い訳は
ひとことも君に届かず
けれどふたつだけ
まだ君のもののままでいる
「 」と「 」
君と一緒だった八月を
僕は知らない
少しずつ冷えてゆく何か
そして来るたびに
やり切れない暑さを増す
八月のとき
君のもの
僕は…
●おまえのもの
乾いた海を
太陽エネルギーで渡る 益荒男
窒素80 酸素18 その他2
男
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