金将/たもつ
 


時として君は守り
時として君は攻める
けれどどんなに敵陣深く切り込んだとしても
君は君以外のものに成ることはできない
時として捕虜となった君は
先程までつかえていた君主に刃をむける
そして参りました、という言葉で
一つの王国があっけなく世界から放棄されるのだ
誰も傷つくこともなく終わったその戦いの意味を
君は問うてはいけない



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