【家庭の詩学】 #4 「味*素」のはなし/043BLUE
 
まれてからずっと食っていくうちに、もう体が覚えちゃってるんだろうな〜。」(*このシリーズでたびたび登場するオヤジについての解説は【家庭の詩学】まえがき にあります。)

  ぼくも少し料理をやるんだけど、確かに料理って教えてもらっても、同じ味は出せないんですね。「レシピ」を見ながら、食材の分量、火加減、すべてその通りに作ってるつもりでも同じ味というものはでないですよね。そこで重要なのが「味見」という行為だ。何十年も同じ料理を作り続けているプロでも毎回必ず「味見」をする。なぜだろう?なぜなら、「理屈」どおりに味を再現することは出来ないからではないだろうか?だから、やはり「感覚」に頼る。同じように
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   グループ"【家庭の詩学】 シリーズ#1−5"
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