もうすぐ降り止む雨/陽向(2躯-30〜35)
この痛みは
この苦しみは
いつ終わるのだろうか
どんな心に沁みる音楽も
僕の為だけにあるわけではなかった
もうどんな言葉も
僕の心を救うには無意味であった
僕は世界でただ一人、一番深い絶望の絶対者なのだ
君はね、救われるんだあっけなくね、僕はそんなんじゃ救われない
むしろ誇らしくさえあった、希望はもはやバカバカしくさえあった
苦しみはもはや静寂にすらなっていた、痛みはもはや崇高にすらなっていた
大きな星を探してると、大きな星ばかり気になるんだ
星の見えない夜、君の言いたいことはそういうことだろ
沈黙、無言、照れくさかった、そうだ、それだ
ほんとに探してるのが見つかった時、人は沈黙するんだな
僕はこんなにも小さかったよ
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