時空の変質(懐中電灯の灯り)/陽向(2躯-30〜35)
全て言葉にした途端真理だった
私が病み始めたのだろうか
懐中電灯の灯りは
最深部の闇の中でもがいている
ここはどこだ?
しんだような眠りから目がさめる
正しい言葉はもういらない
時間はますます恐怖にくるう
闇だと嘆いた日々よりも
もう忘れてしまった現在の時空
それは一体、ほんとうにそう思っているのか?
一 それは私の思い?
二 それを思い込みだなんて言わないで
三 自覚してるじゃん
四 誰も言わない、言ってても分からない
そうはいうものの、ほんとうに正しいのかも分からない幻想
変質は、まだ納得いかないように叫んでいる
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