ヨランの挑戦(十四)/朧月夜
 
入れるものでしょう。
 きっと、天国におわす二十五神、地獄におわす二十五神も、
 汝らの行い、そして、思いに感じ入るところもございましょう……」
 
ヨランを除く、アイソニアの騎士とエイミノアとは、互いに見つめあった。
(なんだ、この結論は? 俺たちは、この女に乗せられているのか?)そう思ったのである。
しかし、ヨランは違った。真剣な目で、オーマルを見据えていた。そこに、ヨラン自身の戦いがあった。

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