エゴ・エリス? 前置き/PAULA0125
 

泥濘に嵌り 蛆を蓄え
蝿を飼うその髪を 撫でてみるが良い。

正しき者どもよ その愛を今 謳うがよい。
過たざる者どもよ 汝(なれ)らが入る その墓の
美しさを語り 騙るが良い。
我らは等しく汝(なれ)らを祝福し 喜ぼう。

墓しか美しくない花嫁は 一切の化粧(けわい)を捨てよ。
墓すら美しくない花婿は 一切の虚飾を捨てよ。
我らは墓の如き愛を謳い 死の花の恋を謳おう。

今まさに
我は汝なりき(トゥー・フィー) 汝は我にならむ(エゴ・エリス)。
共に歌え 殺し愛(オラティオーニス・)の(エニ・)祈り(カリスィム・デ・ホステ)を
  グループ"叙情詩「エゴ・エリス?」"
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