Mesm?risme/墨晶
窗は啼く
帝位纏うものすべて捨て去り
慈雨となれ
それは決して遲滯(delay)などではない
今、
卵?は?ず
色彩を解き放て
我、
眼を確と開き世界に示す
即ち
必然の劇場、我こそ世界
衆知を恐れず
振動する鳩の頭を固辭し
途切れぬ意圖を生?せよ
?よ、
一對の尖塔を持つ蒼穹の?
そして白亞色の葦原を
一角獸が漆?のたてがみを搖らし
夥しい流星を描畫していく
そのとき、妄執(忘我)の瀧は煌めくガウン
これは決して幻?(illusion)などではない
?して僞りの鏡ですらない
これぞ終焉無き彷徨(errance infinie)
正に痙攣する工場
その歡びの肯定に
独り只書物となって
ほどけろ
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