レッドツェッペリン?弾けねぇよ、そんなの。/虹村 凌
けた者は、何時か落ちるのだろうか。
俺は、許す事は出来ない。
同様に、俺を許す事が出来ない人もいるだろう。
その行為に対して、同じ手段を取ったのでは、同じレベルになってしまう。
腰を落ち着かせて、腹を割って話せば、何かが分かり、何かが変わるかも知れない。
相容れないのだとしたら、その時は仕方が無い。決別以外に道は無いのだろう。
この世の中には多くの人物が居る限り、それは仕方ない事だ。
人々は決して、分かり合い、分かち合える人物ばかりじゃない。
思い出した。一度だけ、俺は人を裏切った。確かに、裏切ったのだ。
忘れていた。そんなに、昔の事じゃないのにね。酷いヤツだな、
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