書けない詩の書き方について/ハァモニィベル
 



触れるほど壊れてしまいそうな
手のひらの小石を抱いて


形にならない呼吸のかけらが
何処かへふかくおちていく


まどろみを蹴りながら


泳ぎつづけていく夜、
その闇に綴じられたまま


たててみた声












(注記)
//本作品は、私が思いつきで出した、詩の題名(無茶振りお題)「詩が書けない」に、蛾兆ボルカさんが書いてくれたので、そのお礼として、題名を変形して私も書いて応えたものです。
★分類としては【題名先行で書いた詩】ということになります。
   グループ"プチ企画作品または制作時工夫のある作品"
   Point(1)