指折り数えるクリノリン/るるりら
 
としている
月との ちぎり

いきとしいきるこころは、うきあがり
いのちの燈火は ゆらめいて なみもゆれ
たゆとうゆたゆた
満月から降りているかのような月光の路が まっすぐに
私に降りているよ
月光路を 感じずにいられるものは 私だけではないだろう
獣も草も 惹き付けられている

星々が わたしにも深謝の会釈する
と同時に
わたし以外のものたちにも
今 眼前にある光の筋があることを 私は悟った
いのちたち一つ一つに
海面の光の道があらわれているのだね

すべてのもののこころが見える方になら解るはずなんだ
いままさに無数の月光の道が
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