現場のへその緒(5)/Giton
 
えなくなり、あたりとの高さも同じになつてしまひました。/『あのこどもは、ぼくのやつたやどりぎをもつてゐた。』雪童子はつぶやいて、ちよつと泣くやうにしました。」(水仙月の四日[1922.1.19.]: 『注文の多い料理店』収録).つまり、ここで“絶対零度”と言ったのは、あくまで温度感覚で、愛情恋情の有無とは無関係ですし、まして“禁欲”(←これは誤った宮沢賢治像w)とは何の関係もありません。)──と思うのは私だけでしょうか?。。。

この印象を説明するには、すこし先まで見ていただく必要があるかもしれません。

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   グループ"宮沢賢治詩の分析と鑑賞"
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