カフェ・ミラージュ/AB(なかほど)
 
もり
 だったのだろう 

 そして

 君の知らない街の
 一口のコーヒーは
 僕の気持ちを包もうとしたオブラートを
 簡単に
     溶かした


 カフェー・カフェー・カフェー

  君に告げたいことがある 
  君に告げたいことがある
  君に告げたいことがある


 カフェー・カフェー・カフェー

  君の知らないこの街の
  君の知らないこの道の
  君の知らない店のこと

  そんなことより


 カフェー・カフェー・カフェー

  君に伝えたいことがある
  君に伝えたいことがある
  君に伝えたいことがある

  君に伝えたいことがある


       「カフェー・カフェー・カフェー」




帰りのカフェで
君を
思い出した

つまり

それも

    かげろう





   グループ"コーヒー・アンソロジー"
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