パーソナルレイン/
そらの珊瑚
この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる
いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから
淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く
下敷きに静電気下書きに尖った鉛筆下を目指す私の雨
いつの日か手放すことのかなしみを集めて慈雨を育てている人
エリザベートのものがたりまつわる人の雨のみづうみ
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グループ"夢見る頃を過ぎても(短歌)"
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