変態短歌67/花形新次
 
朝早く
海岸沿いの
公園を
タマキン風に
なびかせ歩く





「女はね
 頭で感じる
 ものなのよ」
泡の向こうで
彼女微笑む




年取るにつれて
ホルモン増加中
乳首に生えた
毛をじっと見る




五月も末
20℃超える
日が増えて
部屋のクーラー
俄然活躍




電気代
高くなろうが
構わない
部屋の温度は
18℃以下



氷河期が
来るのに
備えているのだ
と皮下脂肪を
今日もため込む



暖かくなって
いよいよ開放的になる
夜の公園
植え込みの陰



後ろから
舐める体位は
長すぎて
四畳半では
ちょっと狭いかな
   グループ"変態短歌"
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