花火/
佐藤伊織
一つ
二つ
数えながら歩いている
わらった わらった
影を数えている
花火の影が網膜にちらついているので
手をひいて二人で夜道を帰った。
消えいくものはすべて
かつて私の手の中にあった
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グループ"さみしさの詩集"
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