銀河/佐藤伊織
 
灯りを
一つずつ
消していく


浮かびあがる
無数の光が
遠くの
素朴なものを
照らしている




みえる

みえない

間に
暗い淀みができていて


それに
ただ
足をとられていた







一つ一つ
灯りを消していけば

最後に見えるのは
無数の輝きでした





触ることも
吹き消すこともできない
無数の輝きでした



   グループ"宇宙詩"
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