kamakiri/草野春心
 


  水辺。蟷螂(かまきり)はひらき、
  へちまの軟さの かれのかげは
  朝、をそのままたたんだままにあかるく
  ハズムばかりに道化嗤いし、南の果物さながらに、
  マアケットの喧(やかま)しさをみのっている……が、
  しろいひかりのあおいみどりは、?(お)し、
  白粉。ふふ・ふふとひろがり、
  いまのうえにふる。
  


   グループ"短詩集"
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