【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(2)/古月
 
ュースのハリウッドリメイク『THE JUON』『呪怨 パンデミック』『呪怨 ザ・グラッジ3』(監督は清水崇ではない)がある。
過去と現在をザッピングして描く手法で、その錯綜した時系列ゆえに浮上する多くの謎や疑問点がホラーファンの間で話題になった。ついつい大石圭の小説版に手を出してしまった人も多いんではなかろうか。
メインお化けは伽椰子と俊雄。殺人は伽椰子の仕事で、俊雄は主に怪異の先触れとして出てくる。『呪怨』が他のJホラーと一線を画するのは、「幽霊を人間なみにはっきりと映す点」。これは一歩間違えばコントになってしまう荒業であるが、見事に成功してしまった。初期の殺しは幽霊ホラーらしい節度を持つも
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   グループ"第5回批評祭参加作品"
   Point(10)