【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(2)/古月
 
、過去のホラー映画のお約束やパロディを数多く取り入れた、いわゆる「セルフパロディ」でありながらもマジで怖いという、ホラー映画の新たな立ち位置を切り開いたエポックメイキング的作品。
このヒットを受けて一時期、ティーンエイジャーが死にまくるスラッシャーが数多く作られた。『ラストサマー』、『ルール』、『バレンタイン』、『鬼教師 ミセス・ティングル』などなど。この路線は最近でも細々と作られ続けているが、いまや当時の輝きはすっかり衰えてモンスターホラーに傾いている節もあってあまりノレない。『カースド』とか『ヴェノム 毒蛇男の恐怖』とかね。
さて『スクリーム』に話を戻すが、この映画の面白いところは、「誰が
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   グループ"第5回批評祭参加作品"
   Point(10)