【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(4)/古月
く他のアルジェント作品に比べてストーリー面での牽引力が強く、とくべつ努力することもなく最後まで見れたので驚いた。
主人公は昆虫と心を通わせる超能力を持つ少女で、ジェニファー・コネリーが演じている。また、彼女と親しくなる昆虫学の博士にドナルド・プレザンス、女教師ブルックナーにダリア・ニコロディと、脇の配役も完璧である。
ここでいう昆虫学とはいわゆる昆虫の研究のそれではなく、『CSI:科学捜査班』で一躍有名になったあれ、蛆虫の成長具合などから死体の死亡時期を割り出したりするやつだ。見た当時はそんな知識ゼロだったのでずいぶん興奮しながら観たのを覚えている。
さて、この映画の見どころといえばなんと言
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