【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(5)/古月
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家族を殺された保安官の復讐というプロットは『悪魔のいけにえ2』にも通じるもので、いつ保安官がチェーンソーで大量の木材を切り始めるか気が気ではなかったが、あいにくそういったシーンはなかった(残念!)。
前作はイマイチ乗れなかったが、今回は凄かった。善良な市民(すなわち観客)が悪人に抱く生理的嫌悪感みたいなものを絶妙に引き出していて、観客の心には「保安官がんばれ! 気○い一家を殺せ!」という気持ちが思わず芽生えてくる……はずなのに。なぜか! なぜか観客は一家と旅を続けるうちに、彼らに深く感情移入してしまう。そしてあのラストシーン。思わず涙が……! という感動大作。いやあ、マジで驚いたね。ホラー
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