【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(5)/古月
のとあるホステルで、地上最高の快楽が味わえるらしい」との情報を入手した主人公たち(ボンクラ男三人組)は、喜び勇んで出かけていく。ド田舎の美しくも枯れた町並みの中にあるそのホステルは、行ってみると実際マジでエロスの楽園だった。彼らは旅先での後腐れのない快楽を楽しもうとするが、そこに待っていたのは想像を絶する恐怖で……というのが物語の導入。
この「想像を絶する恐怖」というのがいったい何なのか?というのがこの映画のポイントなわけだが、できれば何も情報を仕入れずに見てほしい。主人公と一緒に「えっ、ちょ、なにこれ……(泣)」みたいなのを体験できるのが、いちばん幸せな観客である。
ちなみに日本人向けのボー
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