【批評祭参加作品】死蔵作品を救うのは批評じゃない/KETIPA
 
蔵状態のようだ(しかもそのうちのほとんどは駄作かもしれない)。ある意味ここは、ネット詩の墓場だといってもいい。アーカイブは閲覧されなければ価値がない。

 例えば現代詩フォーラムの詩から、テーマや作風ごとにアンソロジーを組んだり(なにも紙媒体にする必要は無い)、pixivのようにユーザータグ設定をするだけでも格段に視認性が上がるだろう。

 そもそも詩を知りたいと思う人が、必ずしもその詩の解釈や批評を必要とするかは疑問だ。おれのように、たまたま現代詩に触れて「なんだこれは」という経験をすれば、そこから探しにかかってくれるかもしれない。詩の批評に触れて詩に誘いこむより、詩を提示したほうが手っ
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   グループ"第4回批評祭参加作品"
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