(註)稲川方人「気風の持続を負う」、荒川洋治「技術の威嚇」、吉本隆明「修辞的な現在」の三篇の論考は『現代詩手帖特集版 戦後60年〈詩と批評〉総展望』(二〇〇五年・思潮社)を参照し引用した。また「気風は断絶したか?」という表題は、北村太郎の論考「孤独への誘い」第1章「空白はあったか」を多分に意識したものである。