批評祭参加作品■「あなたについてのモノローグ」  佐々宝砂/たりぽん(大理 奔)
 
も、それを投げ出すことにどんな意味があるのだろうか。

 いけない。その意味を問わせるのは罠だ。でも、その罠にはまってしまいたい衝動にもかられる。正気を取り戻せ。これは単なるメルヘンだ。夢見るポエムだ。そして寝言のように繰り返す、あたりまえの恋心なのだ。





(文中敬称略)



参考文献 仮想地下海の物語 佐々宝砂 ミッドナイトプレス刊





   グループ"第3回批評祭参加作品"
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