批評祭参加作品■狐のかわごろも/石川和広
ます。
「狐裘羔袖」(こきゅうこうしゅう)
全体としては立派に整っているが一部に不十分な点があるたとえ。また少々の難点はあるが全体から見れば立派であること。
高価な狐の皮衣に子羊の皮の袖をつける意。「狐裘にして羔袖す」と訓読。
http://yojijukugo.hp.infoseek.co.jp/15.files/sonota.htm
どうも狐のかわごろもってのは高価で立派。でも、それだけじゃないようです。中国で「狐のかわごろも」がもっている神話的な力について。
『春秋緯』では「帝伐蚩尤乃睡夢西王母遣道人、披元狐之裘以符授之」と黒い狐の裘が特別な力を持っていたとしてい
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