因数分解中毒者のために/小林レント讃2/渡邉建志
ンス感覚。そしてこの最終行にこそ、僕は詩を見たのです。小説と詩の違いを「毒」の一言に見たのです。毒という一語が飛翔しうる距離のなんという遠さ。
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ベートーベンの、シンフォニー3番(「英雄」)を書いてから10年を「傑作の森」と呼ぶことがある。この言葉がなんだか好きで、だって森ですよ。傑作の森。
今日の傾斜、青い怒り、水にぬれて輝く、の連続した3作を、勝手に「1つめの傑作の森」などと名付けてみたい。ここで一段階ぐらい内容が深くなったような気がする。それに、みんな青い。
■傾斜 http://www.rondz.com/poem/poet/6/pslg5
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