とどかない光/小林レント讃5/渡邉建志
根 2.水 3.マグマ
「山道の風景」7.泡立つ石段 8.揺(yu) 9.開いた光 10.炎上 11.山頂
「河のほとりで」1.河の流れ
こうやって題名を見ながら、そこで行われていた情景を思い返してみてください。さいしょ、少年詩人は、わたしたちは、ゆったりと流れる河をみている。そして、いったん少年詩人の存在は「消える」、彼は宇宙の視点、神の視点そのものになる。さまざまなもの(天使の首や笑う木や地蔵やゴーストやマグマや虫や石段が、、、そう、これまでの彼の詩のキャラクターの総決算みたいに、、、)が出てきて、しずけさがあって、そのあとにはげしく炎上してそれらのすべてが消えて灰になり、最後の最
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